おはようございます。
現在午前3時20分。早朝でございます
マイクロバスで行く方法もあるのだけど、値段がそこまで変わらないしコンボイやらなんやらで面倒くさそうだったので、僕等はアブシンベル神殿と色々周るロングツアーに申し込んだ。
アスワンから更に南に280キロほど走った湖のほとりにあるアブシンベル神殿。
実はこの遺跡、ダム建造のあおりを受けて湖の中に沈む運命にあった。
よくエジプト人は世界3大うざい人種に数えられる。
それゆえ旅人でもエジプト人嫌いの人は結構居る。エジプト人は頭が悪いという人も結構いる。
僕は割りとエジプト人は好きだし、結構親切な奴等とさえ思っているけど、ナイルの氾濫をコントロールする為とは言え、こんな素敵な遺跡を湖のそこに沈めてしまえというのは、観光でもっている国とは思えない、いささか頭の悪い行動だと思わざるを得ない行動だ。
ちなみに農業用水の確保と生産性の向上の為に作られたこのダムは、洪水が起こらなくなった事による塩害によって、農業の悩みのタネになるという結果に陥っているらしい。う~ん。残念
その危機を救ったのがユネスコが行った国際的なキャンペーン。
世界中から募金を集め、なんとこの神殿
1036個のブロックに切断されて元の位置よりそっくりそのまま60m上に移転させられた
って歩き方には淡々と書いてあるけど
いや、まじ凄くない?
だってこんなんだよ!!
えっ、これまじ移動させたんですか?
ちなみにここの神殿だけではなく、同じような水没の運命にあったいくつかの遺跡も同じように救済した。
これをきっかけに人類の宝といえる貴重な文化遺産、自然遺産を保護しようという機運が高まり出来たのが、『世界遺産』という概念だ。
なんかエジプトがとんでもなく残念に思えて仕方ない。
神殿を沈ませようとしておいて、しっかり入場料取るとかなんだかなぁ
しっかしでかい。
こんな砂漠地帯のど真ん中の、クソ暑い所に本当に良く作ったもんだ。
約3000年前の遺跡
本当に本当に驚くくらい綺麗にレリーフが残って当時の様子が伺える
丸く囲まれたヒエログリフには王の名前が刻まれる
これはラメセス2世
ちなみに中は撮影禁止なんだけど、本当にインディジョーンズの世界。
中に入ったら、石像とか倒れてきそう
それにしても神殿内のレリーフも本当に綺麗。
ちなみにこちらは王妃の神殿。
こちらも当然ユネスコが移転した
神殿自体は大きいけど、これしかないので割りと早く見終わる
その後ダムへ行き(20ポンドかかったけど、かなりいまいち)、他の神殿にも行くか?と言われたけども、既にお腹いっぱいだったので、ホテルへ戻る
昼寝をして、夜の市場を練り歩き
めちゃめちゃ暑い所だったけど、これてよかったアブシンベル!!