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自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

【世界一周の自転車】サーリー ロングホールトラッカー(LHT)の本当の魅力

さて、前回の記事で、

旅の初代の自転車であるオーダーメイド自転車のフレームが

折れてしまったので、自転車を買い替えるべく一時帰国したところからの

続きになります。

 

 

新調する自転車の候補は既に決まっていました

 

 

最強の市販車 サーリーのロングホールトラッカー

自転車旅の世界には『最強』と呼ばれる

装備や自転車が存在します。

 

まるでRPGの世界ですね。

 

 

最強の自転車と呼ばれるのが

サーリーのロングホールトラッカー(以下LHT)であり、

既に世界の旅サイクリストの多くはこのLHTを乗っていたという印象でした。

 

LHTを選んだ理由

最強の市販車を選んだ理由は

 

※ のちに妻となる女性とアジア大陸を走る予定になったから。

※ 妻の予定は1年限定であり、余計なトラブルで時間を消費したくなかったから。

※ 妻もLHTを購入してもらうことで、工具やパーツを共有出来るから。

※ 最強と呼ばれるLTHで旅をしたくなったから。

※ オーダーメイドと比べると低予算

 

などなどです。

色々ありますが、前半の旅ではランドナーで旅を楽しんだので、

後半の旅はがらりと変えて、最強の自転車と装備で

旅をしようと決めました。

 

 

実際に乗ってみたLHTの特徴

 

ホイールベースが長くあまり小回りは利きませんが、

直進安定性にすぐれて居る為、ツーリング向きに考えれれています。

 

初代の細身のランドナーに乗っていからかもしれませんが、

LHTに乗った感触はガッチリした印象でした。

 

なにかと軽量を求める時代に、

多少車体が重たくなっても、なによりタフでトラブルな自転車を

造ろう!という

サーリーの意図が感じられるとても好印象な自転車でした。

 

荷物を60キロ+水や食料を積むので、車体の重さなんて

全く気になりません

 

そして何十キロという負荷がかかるキャリアを支えるダボ穴も、

フレームに半分埋め込まれるような形になっており、

金属疲労によりダボ穴が折れてしまうという海外ツーリングならではの悩みを、

見事に解決してくれています。

 

ボトル用のダボ穴も3つ開いていたり、チェーンステーに予備のスポークを収納できるなど、旅人心をくすぐる自転車ですね。

 

当時の標準の装備がドロップハンドルにカンチブレーキという

海外を走るのであれば、やや頼りない装備でしたが、

前半の旅でカンチブレーキのおかげで旅を

続行できた経緯があったので、そのまま使用しました。

 

妻のブレーキは握力を考えてVブレーキに変更して、

最強と呼ばれる装備で揃えました。

 

LHTは本当にタフな自転車だった

自転車ごと倒れても、飛行機輪行しても、LCCを利用して

投げ飛ばされたような傷がカバーに入ってたとしても、

LHTはノートラブルで乗り切れました。

こう書くと簡単なような感じですが、

海外のハードな走行で、トラブルが何もないってむしろ本当に驚きです。

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タフな走行にもノートラブルでした

 

LHTの余談

 僕の走っていた最後の年である2015年くらいでは、

ほとんどの人がLHTと最強装備で旅しており、

皆が個性的な自転車と装備で旅をしていた良さは消えつつあります。

スタート直後は

知らないサイクリストに遭う度に、興味深く自転車と装備を見せ合ったものですが

今は、みな同じ自転車と装備なので、

あまり自転車を見せ合う事がなくなったので、少し残念な気持ちです。

 

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宿でたまたま一緒だったサイクリスト全員がLHTに乗っていた

 

まぁ僕もそのうちのひとりなので、あくまでも余談です。

 

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