もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

冬のツーリングに持っていくべきタイヤレバーは樹脂製よりアルミ製?

今日は工具の話です。

 

皆さんはツーリングへ行くときに工具は何を持って行きますか?

 

日帰りのツーリングであれば、

チューブとタイヤレバーと空気入れくらいですかね。

 

私が世界一周をした時も、やはり一番多かったのは

パンクでした。

最強のタイヤ。シュワルベのマラソンプラスにする前は、それはもう毎日毎日の

パンクの日々でした。

 

ラソンプラスにしても、ツルツルになるまで履くわけですから、

当然そうなるとパンクはしますよね。

 

そうなってくるともうパンクしたとしても何にも思わず、

機械的に作業するのみになるのですが、

 

あの日のパンクは思いもよらず、大トラブルに発生する可能性がありました。

 

それは、タイヤレバーに原因がありました。

 

 

樹脂製のタイヤレバーの良さ

私は自転車店勤務時代から、何も疑問を持つことなくタイヤレバーは

樹脂製を使っていました。

理由は、軽く適度にしなり、リムも傷つけにくいからです。

形やタイプは様々あり、これまた意識しないで様々なタイプの樹脂製のタイヤレバーを

使ってきましたが、どれが使いやすいとか、これは使いにくいとかは特になく

 

「どれも普通に使える」

 

くらいの感じでした。

それなので、自転車旅行にも樹脂製のレバーを選ぶことになりました。

 

樹脂製のタイヤレバーの意外な欠点

正直言うと、ある日のトラブルまで樹脂製のタイヤレバーに全く不満はありませんでした。

 

あるトラブルとは、こんな雪の日の事。

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走り出したすぐにパンクになりました。

「こんな雪の日についてないな」

と思いながらも、なんとか軒下まで自転車を移動することが出来たので、

そこでパンク修理に取り掛かりました。

その時です。

「バキッ!」

という音とともに、樹脂のタイヤレバーが折れてしまいました。

この時は

「あ、折れた。劣化かな」

と何も考えず2本目のタイヤレバーを差し込んでタイヤを外そうとしました。

 

「バキッ!!」

 

この時初めて事態の深刻さを悟りました。

樹脂のタイヤレバーは、寒さと乾燥で折れてしまいました。

 

3本あるうちの2本が折れてしまったので、ラスト1本でタイヤを外そうと

慎重に慎重に力を込めたのですが、

ラスト1本も無情にも簡単に折れてしまいました。

 

それからはもう必死でした。

パンク修理が出来なければ、ヒッチハイクをして町まで行くしかありません。

しかし、ここは雪が降っている峠道

交通量は非常に少ないうえに雪の日に、果たして自転車ごと車に乗せてくれる

人がどれだけいるでしょうか?

 

そうなってくると、自転車を残し私とパンクしたタイヤだけ持ち

町に行き自転車店を探しタイヤレバーを購入してパンク修理をして戻ってくるしか

ありません。

 

自転車を残していくことへの不安と、そもそも最寄りの町に自転車店があるのかという

不安がありました。

 

たかがパンクでここまで悩まされるとは夢にも思いませんでした。

 

なんとか、タイヤレバーを使わずにタイヤを外そうとしましたが、

寒さで萎縮しているタイヤをレバーなしに外すことは、私の力では不可能でした。

 

もうダメだと思ったとき、

ふとある工具が目に入りました。

 

ワイヤーカッターです。

 

もうこうなると迷いはありません。

新しいタイヤもチューブもあるので、パンクしたタイヤを切ってしまおうと

思いつきました。

さすがワイヤーを切る工具だけあり、タイヤはすぐに切り刻まれて

外すことが出来て、新しいタイヤとチューブを装着することができました。

 

無事に走り出すことが出来て、すぐに自転車店に行きタイヤレバーを購入しました。

 

アルミ製のタイヤレバーの良さ

こんな散々なトラブルに見舞われた私は、それ以降冬のツーリングやロングツーリングに持っていくタイヤレバーはアルミ製にしました。

 

アルミなので軽いのはいいのですが、しならないので少しパンク修理に気を使います。

 

そしてリムを傷つけやすいので注意が必要です。

 

アルミ製のタイヤレバーは少し使いづらいですが、

 

あの日の恐怖のトラブルを境に私はタイヤレバーを

樹脂製からアルミ製に変えました。

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