こんにちは。ひるまです。
今日は海外ツーリングの定番MSRのガソリンストーブ
ウィスパーライトインターナショナルについてです。
MSRのガソリンストーブとは
世界中で使用されているガソリンストーブの大定番です。
ガソリンストーブは、MSR以外でももちろん色々なメーカーで
出ており、近年その機能もかなり向上していますが、
世界ではまだまだMSRの信頼が高いですね。
ガソリンストーブを使っている人の殆どがMSRを使っていました。
今日はそんなMSRのガソリンストーブのスペックや特徴を
使用した感想と共に書いていきます。
ウィスパーライトインターナショナル
MSRの中でも一番のロングセラーで大定番なのが
ウィスパーライトインターナショナルになります。
高地でも出力が衰えることなく使え、
コンパクトで静かな燃焼音が特徴です。
火力調整は出来ないですが、火力は強いので
あまり自炊にこだわりのない欧米人に人気がありました。
(自炊はパスタを茹でるくらいしかしないなど)
逆に日本人は自炊にこだわる人が多いので、火力調整のできる
ドラゴンフライなどが人気でした。
基本スペック
◆サイズ(五徳l経) : Φ190mm
◆高さ : 90mm
◆収納時 : 150×90×90mm
◆燃焼時間(600mlあたり) : ホワイトガソリン 110分、 灯油 155分
◆1リットルが湧くまでの時間: ホワイトガソリン 3.5分、灯油4.4分
◆使用可能燃料 : ホワイトガソリン、
無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)
灯油
ボトルは3種類の大きさ
MSRには3種類の燃料ボトルがあります。
- 11オンス(325ml)
- 20オンス(590ml)
- 30オンス(887ml)
大きさのみの違いになりますので、
使用する状況によって選んでください。
自炊をしっかりとするとか、海外旅なら30オンスを
国内なら20オンスや、数日のキャンプであれば、小型の11オンスなどが
いいかもですね。
魅力 ① 取説が分かりやすい
MSRの取説はとてもわかりやすいんです。
そして更に
複数の言語の取説が入っているので、どこの国で購入しても
すぐに使い方を把握できるのは嬉しいですね。
当然日本語の取説も入っています。
ガソリンストーブはプレヒートなど特殊な工程があり、
取り扱い自体も少し難しいのですが、
取説の文章と図がシンプルで分かりやすく
読めば誰でも簡単に理解できます。
それはリペアパーツの交換や修理にも共通で
誰でも一目見れば扱える取説になっています。
小さい事ですが、
MSRの大好きな魅力の一つです。
魅力 ② 世界中で使える
無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)でも使えるので、
世界中で使用できるのが最大の魅力です。
どんな辺境の地でも人が住んでいれば道路はあるし
車もあります。
集落にガソリンスタンドがなくても、
ガソリンを探していると伝えると
「〇〇さんの家で売っているよ」と教えてもらい
尋ねたこともありました。
もちろん何百キロと続く無人地帯や、登山などでは
補給できませんので、その時は調整して使います。
特徴 ③ シンプルな構造
無鉛ガソリンを使うと煤(すす)が出ます。
その煤が目詰まりを起こして使えなくなる事が
ガソリンストーブの場合とても多いんです。
ただこのウィスパーライトインターナショナルは
構造がとてもシンプルに出来ています。
こんなにシンプルでは簡単に他のメーカーに真似をされてしまうのでは
ないかと心配になるほどです。
ですが、このシンプルな構造のおかげで日常的に
煤を取り除くことが出来て世界一周の様な長期にわたる旅でも
ずっと使い続けることが出来ます。
魅力 ④ リペアパーツが充実
リペアパーツが充実しているのも魅力の一つです。
いくら大切にメンテナンスをしながら使っていても
無鉛ガソリンを使っていると必ず不具合が出てきます。
MSRの場合それを見越しリペアパーツが充実しており、
さらに構造がシンプルなおかげで
無人地帯の荒野でも簡単にトラブルに対処できます。
よく破損したパーツ
私の使い方が良くなかったのか、
一か所だけ何度も変えたパーツがあります。
それは燃料ポンプと呼ばれるパーツのポンプカップという部分。
これはポンピングをして燃料ボトル内の圧力を高めるパーツなのですが
ゴムのリングが破損して何度も交換しました。
一度無人地帯で予備も使い切ってしまった時があり
本当に焦りました。
その時は圧が漏れないように絶縁テープでポンプカップ部分を
きつく巻いてグリスを塗って、
なんとかボトル内の圧を少しだけ高めることが出来て、使用する事が出来ました。
パーツとしては数百円のものなので、予備を多めに持つのをお勧めします。
まとめ
6年間ほぼ毎日のようにハードに使っていましたが、
大きなトラブルは一度もなかったのは、流石の一言です。
コンパクトで、高火力、燃焼音も静かなので
特に登山などには向いています。
火力調整は出来ないで、
キャンプツーリングなどでは
火力調整のできる
ドラゴンフライなどがもおすすめです。